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発生場所や活動場所にみるコウモリ増加の理由

いつの間にか家の中に侵入しているコウモリは、建材や人の健康に被害を与えます。コウモリはなぜ一般住宅や倉庫、飲食店ビルなどを棲み家とし、どのように一年を過ごしているのでしょうか。コウモリの発生原因・活動時期を知ることで、侵入されやすい住まいや建物、被害に遭いやすい時期も知ることができます。コウモリの駆除や対策にも役立つと思いますので、コウモリの発生と活動時期についてご紹介いたします。

コウモリの分布

世界では1,000近い種類のコウモリが報告されていますが、日本に存在するのは在来種を含め33 種ほど。変温動物とは違い、外気温度に関係なくほぼ一定の体温が維持でき寒さにも強いコウモリの生息範囲は非常に広く、極地を除いて世界中に分布しています。主に周辺環境が密林に囲まれているような洞底・洞穴・洞窟を棲み家としていますが、日本国内においては市街地を中心に平野部の民家を棲み家とするコウモリが、北海道の中央部から北を除いたほぼ全域を生息地にしています。住宅地の規模の拡大と共に、今もコウモリの数が増えていると言えます。

住宅街に増えるコウモリ

コウモリはどこから屋内へと侵入し、どこに巣を作るのでしょうか。そして、コウモリが棲みつくことで自宅にどのような被害があるのでしょうか。コウモリの侵入口・営巣場所・住宅内、室内での被害について、それぞれ確認していきたいと思います。

住宅内への侵入

コウモリは、体が非常に柔らかく、1.5 センチほどの隙間があれば簡単に住宅内へと侵入してきます。飛ばない限りは静かに張り付いているので、鏡越しに黒い物体が映ったと思ったらコウモリだったというケースも。一般住宅の場合には、外壁にあるエアコン穴・シャッター・通気口・軒下などが侵入口となります。一般木造住宅で多い瓦屋根であれば、瓦がズレている・破損している箇所から屋根裏へと侵入することができるのです。

住宅内での営巣場所

住宅に侵入したコウモリは、雨風を凌ぐことができる暗くて狭い場所を巣にします。例えば、天井裏や雨戸の内面、24 時間換気をしていないダクト内部。普段人が出入りしない場所、または人が出入りできない場所を選んでいるのです。そのため、人が頻繁に出入りする玄関付近、トイレ、台所、洗濯機置き場や洗面台といった箇所は巣にしません。しかし、雨戸の裏側や天井裏などに棲みついたコウモリが部屋の中へと入ってくることはあります。

コウモリがいるサイン

密閉空間で普段は誰も入ることの出来ない屋根裏。そんな屋根裏から羽音がしたらコウモリがいる可能性が濃厚です。またベランダや外壁が妙にフンで汚れている、そんな現象もコウモリがいるサインとして疑った方が良いかもしれません。

なぜこのようにコウモリは増えたのでしょうか

こうしてみると、コウモリは常に家にいるような印象を受けますが、下記のカレンダーにもあるように、コウモリには冬眠があり、何も一年中活動しているわけではないようです。それでも住宅に棲みつくコウモリがこのように増えてきた理由について探ってみましょう。

活動期間と繁殖期

コウモリは主に4月から10月の春から秋にかけて活動します。
(一日の行動)昼間は巣で大人しくしており、夕方から夜にかけてはエサを求め活動的になり、ときには街中の高い木の枝、電線に止まっている姿がみられることもあります。
(冬眠)11月頃に次の出産の準備を行い、冬眠に入ります。11月の中旬頃から暖かい場所に集団で集まって冬眠します。

繁殖期

繁殖する時期は7月から8月の真夏です。
(出産)4月から生殖機能を動かし始め、7月頃に子供を産みます。コウモリの生まれ方は一度に3頭ほど生まれます。そうして数を増やしコロニーを築いて生活を送ります。
繁殖や冬眠をする際は、他の動物に襲われず雨や雪といった気象の影響を受けない安全で温かい場所が必要となります。

コウモリが増えた原因について

人にとって快適な住空間は、やはりコウモリにとっても居心地がいいものです。夏は涼しく外敵はおらず、冬は暖かく安全。そういった条件が合わさり、住宅においてコウモリの増加に繋がっているのです。もう少し詳しく解説していきいきましょう。

繁殖期でも安心できる場所

コウモリが繁殖する夏には夕立や台風が発生しやすくなりますが、民家の屋根裏などは強い雨・風の影響を受けません。また、コウモリは雨天時には棲み家で大人しくしています。繁殖期ではなくても、雨風が凌げる民家というのは、コウモリにとって好都合な場所です。また、自然の中に比べて、産んだ子供を外敵に狙われにくいということが生存率のアップの要因となってます。

冬眠場所に最適

コウモリが冬眠する時は、雨風が凌げるだけではなく、暖かい場所を求めています。現代の住宅は、断熱性に優れていますし、暖房設備のおかげで日中だけではなく夜間も暖かいです。環境面を考えると、コウモリが好むのも納得できるでしょう。無事に冬を越して繁殖出来るということも、コウモリの増加に繋がっていると言えます。

繁殖や冬眠に向けて、より安全・快適な場所を求めてコウモリは家の中へと侵入してきます。そして、住宅が増えたことによってコウモリも急増したと言えます。コウモリは飛行できることから2 階以上のお家では特に注意が必要です。コウモリによる被害を最小限に抑えるためは、繁殖期や冬眠に入る前の時期に住宅内の点検を行うことが大事です。また、コウモリが侵入していた場合には早めに駆除をしましょう。

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