コウモリの1年について

体重で知る、コウモリの1年
秋になると、コウモリの体重は増えてしまいます。彼らもついつい食べ過ぎてしまうんだなぁと思ってしまうかもしれませんね。
しかし、これは、たくさん食べたからというのではなく、消費するエネルギーを減らしているというのが原因であるといえます。餌を採取するよりも休眠の時間を増やして、その後すぐにくる冬を越すために備えているのです。
棲家にしている洞窟では、特に低温の場所を選んで休息をとるようにしています。
ユビナガコウモリ
日本で行われているユビナガコウモリの研究によると、10月下旬から11月にかけて、皮下白色脂肪量が急増することがわかっています。寒い地域に生息していればいるほど、この体重の変化も激しくなります。
ユビナガコウモリ以外だと、ナミエヒナコウモリのメスの成獣は、冬眠する前の11月は体重が29gもありましたが、冬眠から目覚めた3月4月あたりだと16gまで減っていました。
ここまで体重が変化してしまうと、冬眠前と冬眠明けは、一見同じコウモリには見えないのではないでしょうか。
体内カレンダー
この体重の変化は、体内カレンダーが大きく関係しています。
この体重の変化について、ある実験が行われました。その実験は、実験室にコウモリを入れ、光の周期と餌の供給を長期間一定にするというものです。
彼らは、光の量や餌の種類などの、季節による変化がなくとも、体重の変化を起こしました。このことから、一定の周期が体の中でわかるようになっていて、その周期に達すると冬は冬眠の準備として、夏は負担を減らすために、体重が増減するという仕組みになっているということがわかりました。

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