コウモリ駆除naviコラム

コウモリが引き起こす糞被害の危険性と注意点

コウモリの被害は、日本のいたるところで確認されるようになりました。被害は山間部だけにとどまらず、都市部でも広がってきています。
そこで問題になっているのが、わたしたちの生活圏内にまでコウモリ被害が広がっているというものです。快適で安全なはずのご自宅が被害に遭うことも考えられます。
今回は数あるコウモリ被害のなかでも、糞害について取り上げます。コウモリの糞被害にはどのような危険が潜んでいるのか、掃除をする際の注意点を確認していきましょう。

コウモリ

健康被害も懸念されるコウモリ被害

コウモリは、血を吸うイメージや昆虫を食べているイメージがありますが、基本的に雑食性と言われています。蛾やゴキブリなど家庭に出没する害虫も食べてくれることから、益獣と位置づけられることもあります。
一見人々の生活に役立つ動物のように思えますが、ときには害獣として人間に被害をもたらす恐れがあります。
近年では住宅を恰好の餌場として住み着くことで、糞の被害が懸念されています。住み着いたコウモリが糞をすることでどんな被害が考えられるのか、確認していきましょう。

・糞の形状は?

コウモリの糞が具体的にどういったものか、あまり認知していない方も多いでしょう。ここでは糞の特徴に触れていきます。

コウモリの糞は、種類にはよりますが、基本的に楕円形の形をした茶色のものが多く、基本的には10mmほどの大きさをしていると言われています。
同じ雑食性の害獣である、ネズミの糞と酷似していますので、識別が難しいこともあります。
ネズミの糞に比べて脆く崩れやすいため、近辺に細かく散布する恐れがあります。そのため知らずに被害に遭っているご家庭も多いのではないでしょうか。

・コウモリの糞による生活への影響

糞害は害獣被害の中でも代表的なもので、生活に様々な影響をあたえます。特筆すべき点は衛生環境の悪化と異臭です。

近年糞害が増加傾向にあることには、コウモリの習性が大きく関連しているのではないかと言われています。比較的体が小さいコウモリは、エアコンの室外機やダクトなどの狭い隙間から内部に入り込み、巣を作るとされています。
ときには屋根裏や天井裏に大量にフンが落ちていることもあり、壁の隙間などは業者による調査がなければ発見は難しいでしょう。侵入経路を塞ぐのも困難であり、日本の住宅で被害が相次いでいる原因とも言えます。

乾燥した糞が飛散したら、悪臭や衛生面の悪化を招くだけでなく、人間の体内へ侵入し様々な健康被害をもたらす可能性があります。

・小さなお子様、ペットは要注意

糞害による健康被害でとくに心配なのは、小さなお子さまやペットなどです。成人に比べて皮膚や呼吸器が未発達なため、糞の影響を受けやすいと言われています。

また、コウモリの糞は住宅内だけでなく、広範囲にわたって散布していることも考えられます。ペットの散歩などで外を歩き回り、知らぬ間にペットの体毛に糞が付着していることもあります。

付着した糞が自宅に運び込まれることで、お子さまに大きな健康被害をもたらす可能性にも注意が必要です。

糞害を避けるために

糞害の対策としては、コウモリを寄せ付けないのが一番でしょう。コウモリが嫌う蚊取り線香の煙や、スプレータイプの退避剤も有効とされています。
その他にはご家庭でどのようなことができるのか、一例をご紹介しますので参考にしてみてください。

・強力な磁石

視力がほとんど機能していないと言われるコウモリは、自らが発する超音波を活用して餌を探し、巣作りを行うとされています。

磁石には超音波を狂わす効果があるため、コウモリは磁石を避ける傾向にあります。磁石を使用する場合は、コウモリが侵入しそうなベランダやサッシ、玄関周辺などになるべくたくさん設置するのがいいでしょう。
超音波は広範囲に広がるため、目立たない場所に置くだけでも効果的とされています。比較的安価なものでも十分な効果が発揮でき、設置も簡単なので、ご自分でもすぐに実践しやすい対策といえるでしょう。

・ラジオ

ラジオから発する電波にも、超音波を狂わす効果が期待できます。

庭があまりにも広い場合は、磁石だけでは対応しきれない場合があります。そのため広いスペースでは大型のラジオを置くほうが有効です。
狭い侵入経路には磁石、広い場所ではラジオを活用するなど臨機応変に工夫して対策をすることが大切です。侵入をしっかり防ぐことができれば、糞害の懸念も解消されるのではないでしょうか。

注意点

糞を掃除するときの注意点

細かく崩れた糞は発見が難しいですが、もし偶然発見した場合、どのような対処をすればいいか分からない方も多いでしょう。

菌が体内に侵入してしまう恐れがあるため、直接手で触れるのはおすすめできません。もしご自分で糞を処理する場合は、十分安全に配慮することが大切です。
マスク、手袋や防護服など、自分の体に糞が付着しないように徹底しましょう。糞が付着している恐れがありますので、使用後の道具は十分に消毒するか、処分するのがいいでしょう。
消毒の際は道具のみならず、糞が落ちていた場所も忘れてはいけません。

しっかり安全に配慮して糞の処理をすることは大切です。しかし、コウモリを駆除しなければ糞害が完全になくなることはないでしょう。
そのため、コウモリを駆除するのが一番の対策と言えます。しかし、益獣として鳥獣保護法に守られているコウモリは許可なしに駆除することができず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
自分で駆除すると、法律に触れてしまう恐れがあるため注意が必要です。捕獲することや巣を駆除することも禁止されているので自身でとれる対策は限られます。

コウモリの駆除に関しては、コウモリ駆除に長けたプロにまかせるのがいいでしょう。気になることも質問でき、不安であれば自宅をチェックしてもらうことも可能です。
素人では得ることができない特別な許可を得ているので、お困りの方はすぐにコウモリ駆除のプロに相談するのがおすすめです。

まとめ

コウモリの糞は、狭い場所やペットを介して住宅に散布する恐れがあります。崩れやすく発見が困難で、小さなお子さまへの被害が特に懸念されます。糞の掃除を徹底しても、コウモリ自体を駆除しなければ問題解決には至りません。
鳥獣保護法に守られ、素人では手が出せないコウモリは、コウモリ駆除のプロに相談するのが一番の対策です。

  • 「コウモリ駆除naviとは」コウモリ駆除naviについてご紹介します。
  • 「ご相談から作業完了まで」ご依頼の流れを簡単にご紹介します。
  • 「無料相談窓口」ご依頼・ご相談はこちらから承ります。