コウモリと一言に言っても、実は様々な種類がいることはご存知でしょうか?
その中でも今回は最も身近なアブラコウモリをご紹介します。
アブラコウモリは人の少ない山間部などでは見られず、自然の洞窟などで観測されたという報告はほとんどないと言われています。日本では都会に多く生息していて、人の多い環境が好きなようです。
アブラコウモリは小さな体で様々な隙間に入り込むことができます。民家の壁の間や戸袋の中、天井裏など、私たちが目にすることが難しいような隙間を主な寝床としています。
コウモリは基本的に夜行性で、アブラコウモリも昼間は寝床で休み、夕方から夜の間に活動します。最も活発に飛び回るのは日没後2時間程度です。
活動時に何をしているかというと、餌の捕獲です。蚊やユスリカ、ヨコバイといった小さな昆虫類を餌としています。
餌となる昆虫がいるような水の上、田畑や駐車場といった広い場所、また街灯の周りを飛び回り、飛んでいる昆虫を捕まえます。
また、アブラコウモリは冬眠をします。11月の中ごろから、比較的暖かい場所に数匹集まって冬を越します。
春先3月下旬頃に目を覚まし、再び活動を開始します。なので寒い今の時期こそコウモリが侵入しないよう、家に侵入できる隙間がないか隅々をチェックする必要があるでしょう。
活動が活発になる時期はコウモリの被害も増える可能性があります。その被害の1つとして、病原菌による健康被害があります。もし家の中で羽ばたく音がするという時は、コウモリが住みついているサインかもしれません。
早めに業者さんへコウモリの駆除をお願いしましょう。