繁殖能力について

繁殖能力について

計画的なコウモリの出産

コウモリの出産は計画的です。 温帯のコウモリは単発情周期型とされています。このタイプは年に一度、発情して妊娠し、子育てを行います。

主に昆虫を餌にしていおり、餌を採るために飛び回ります。子育てが始まると餌として昆虫がたくさん必要となってきます。夏は虫が多い季節です。この時期を狙って交尾を始めます。交尾を始める時期は秋、もしくは冬眠中でも活動している時です。この時、メスの体内に入った精子は、冬眠から目覚めるまでメスの体内に保存されています。冬眠から目覚めて初めて受精されるのです。

熱帯に生息しているタイプは様々で、単発情周期型の他に、多発情周期型というタイプもいます。多発情周期型は年に2,3回発情します。餌となる虫が活発に活動する季節に、一気に出産できるように、メスの体内で自然と調節されていきます。

このように、コウモリは餌の時期に合わせて出産時期を計画的に調節しているのです。

コウモリの妊娠

哺乳類は一般的に、体重の重さと妊娠期間は正比例すると言われています。例えば、犬の妊娠期間は2か月、人は知っての通り約10か月、アフリカゾウで約22か月です。

コウモリにいたっては、体重約580gのハイガシラオオコウモリで5カ月から6カ月、体重約80gの、デマレルーセットオオコウモリは約4カ月、体重50gほどの小型の種なら2カ月から4カ月、体重5から8gの小型種なら、20から30日間となっています。やはり、コウモリにも同じ傾向が見えますね。

ただ、同じように体重5から8gのネズミなどの小動物の妊娠期間は20から30日間なので、他の動物と比べると、コウモリの妊娠期間少し長めであると言えます。

コウモリの繁殖と温暖化

先ほどにも述べたように、冬眠から目覚めた後に受精を始める種類があります。つまり、暖かくなると、一気に繁殖を始めるわけです。

このような繁殖性能を持っているので、近年の温暖化によって冬の時期でも暖かくなってきたことから、繁殖が活発になってきていると言われています。

繁殖が活発になるとコウモリによる害も増える可能性があります。

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